東京都武蔵野市吉祥寺 内山歯科医院
院長・医学博士 内山博人
皆さん、こんにちは
内山歯科医院の内山です。
今日は、「入れ歯は何歳から入れられますか?」といった内容でお話したいと思います。
これまでのこの「歯の豆知識」ブログや当院のHPでも記してきましたが、「入れ歯」以外の選択枝(ブリッジやインプラント)のデメリットからこれらの手段を断念し、「入れ歯」の治療を選択した場合、「入れ歯って何歳くらいからいれられるものなのですか?」という質問を受けることがあります。
結論からすると「入れ歯は何歳からでも装着可能」です。
ちなみに私の歯科医師人生の中での入れ歯装着最年少の患者さんは23歳の女性の方でした。その方は奥歯を1本だけ失っており、ブリッジの提案をいたしましたが、両隣の健康な歯は削りたくないという理由で、ご自身で入れ歯を選択されました。
入れ歯にするかどうかを気にされる方で比較的多い年代は40歳代くらいの方でしょうか。まだ入れ歯にするには年齢的に若いのでは?と自分で考えてしまうのだと思いますが、特に年齢による制限というものはございません。
年齢が若いうちは歯を失ったあとの歯肉の土手となる部分はまだしっかりしていますし(年齢を重ねると歯茎もやせており、入れ歯を乘せる土手も細くなったりして、入れ歯が不安定になる要因となります)そういった意味からも、若いからだダメとうことはございません。あくまで心理的に「自分の年齢で入れ歯をいれることに抵抗がある」ということであると思います。
他の「歯の豆知識」でも掲載しておりますが、入れ歯以外の方法にもデメリットは存在しますし、御自身の残っている天然歯を守るためにも「入れ歯」は一つの選択肢としてあり得ます。
通常保険治療で使用する入れ歯はどうしても入れ歯を固定するための金具が見えてしまい、周囲の人からも入れ歯を装着していることがわかってしまうことがあります。そうしたデメリットを回避するために健康保険外の材料ではありますが、金具を使用しないノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)というものもあります。
同じく保険外の金属床義歯などに比べ比較的リーズナブルな価格で作製するこが可能ですので、「健康な天然歯を削ってブリッジにしたくないけれど、入れ歯にして金具が他人からみてわかるのは避けたい」というニーズにはぴったりの入れ歯となっております。
まとめ
入れ歯は何歳から入れられますか?
- 年齢を問わずに何歳からでも可能です
- 若い世代の方で入れ歯に抵抗のある方は、金具が外から見えたり周囲の目が気になるケースが大半であると思われます。そういった方のニーズに対応する入れ歯として「ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)」があります。金具を使用せずに入れ歯を固定することが可能で、会話をしても入れ歯だと気づかれる心配はほぼなくなります。
今回は、「入れ歯は何歳から入れられますか?」についてお話をさせていただきました。
内山歯科医院では、患者様に丁寧な説明と患者様の悩みやご要望を聞きながら、治療を進めている歯科医院です。
何か困ったことあれば、いつでもご相談ください。
東京都武蔵野市 内山歯科医院
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