東京都武蔵野市吉祥寺 内山歯科医院
院長・医学博士 内山博人
https://uchiyama-dental.net/doctor/
今回は入れ歯の取り外しと、管理の仕方について書きたいと思います。
<入れ歯の着脱>
初めて入れ歯を装着することになった際、一番最初に皆さんが苦労されるのが入れ歯の着脱です。
装着する際はどの位置に入れ歯をおいて押せばいいのか、戸惑う事も多いでしょう。少しでも位置がずれるといくら押し込んでも入りませんし、外す際もどこを引っ掛けて力をいれればいいかわからず、慣れるのに一ヶ月ほどかかることも珍しくありません。
はめる時のコツは金具をかけるタイプの入れ歯の場合、どの歯に金具かかかるかを事前に鏡を見ながらきちんと確認します。鏡を見ながら金具を目的の歯のおよその上の置いた後、あとはそのまま下に軽く押し込むだけで、すんなり入ります。この時に金具をかける目的の歯と少しでもずれた状態で無理やり押し込むと入れ歯が破損したりする原因となりますので注意が必要です。
外し方は金具に自身の親指をひっかけて、軽く上方に押し上げるだけで、割とすんなり外れることが多いです。
<入れ歯の管理の仕方>
歯ブラシの際、入れ歯は必ず外して歯ブラシをあてるようにしてください。
時々装着したままま歯磨きをしている人がいますが、金具を掛けている歯とその周囲部分は装着したまま磨くと、きちんと清掃できません。
外したあとは入れ歯専用の歯ブラシを一つ作り、水で流しながら全体の汚れを取り除いてください。毛先の強さは「やわらかめ」をお選びいただきます。毛先が硬いと入れ歯には肉眼では見えにくい、薄い細かい傷がたくさんついてしまいます。
その後は入れ歯洗浄剤の入ったコップに一晩浸して除菌します。テレビのコマーシャルでよく見かける「ポリデント」などです。これは毎日やらなくても週に2、3回できれば十分です。
<入れ歯の着脱と管理についてのまとめ>
初めての入れ歯の場合、着脱は歯科医院にて歯医者さんの前でしつこいくらい練習をさせてもらいましょう。
前述の金具はどこの歯にかける、外す時の指の当て方などです。ここでつまずいてしまいますと、せっかく作った入れ歯がだんだんと面倒くさくなり、いつのまにかお蔵入りなんてことになりかねません。
当院では入れ歯装着時にかならず時間をかけて、手鏡でお口の中をきちんと覗きながら、着脱の練習をかなりの時間を割いて実施しております。入れ歯のことならぜひお気軽にご相談ください
東京都武蔵野市 内山歯科医院
院長・医学博士 内山博人
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