東京都武蔵野市吉祥寺 内山歯科医院
歯科衛生士 青山
みなさん、こんにちは
内山歯科医院 歯科衛生士の青山です
今日は、「電動歯ブラシと手動歯みがきはどちらが良い?」といった内容でお話したいと思います。
以前に患者さんに電動歯ブラシの方がいいですか?新しく電動歯ブラシを買おうと思っているのですが……。と相談を受けたことや、電動歯ブラシと手動歯みがきではどっちがしっかり磨けますか?と聞かれたことがあります。
そこで、今回は電動歯ブラシと手動歯みがきと、はたしてどちらが良いのか、メリットとデメリットをお話していきたいと思います。
まずは電動歯ブラシのメリットです。
電動歯ブラシはその名の通り電動でブラシが動いてくれます。自動で1分間に何万もの振動を与えてくれるので、腕を小刻みに動かす必要がなく、歯に当ててあげれば汚れが落ちていきます。
また、その振動は弱・中・強など、一定のパワーを出してくれるため、握力が弱くて力を入れて磨けない人や、パーキンソン病などで手や体を動かすのが大変な人、歯の噛み合う面の溝をしっかりと磨きたいという人にはおすすめができます。
それから、何万もの振動を自分で同じように動かすのは不可能です。電動歯ブラシは自分で磨くよりも早いため時短になりやすいです。
例えば、子供を見ていないといけないから長時間ハブラシができない等の場合、同じ時間ならば電動歯ブラシのほうが短時間でしっかりと磨くことができます。
それでは、電動歯ブラシのデメリットを上げます。
電動歯ブラシは自動で振動をするため、なんとなく磨けたような気になってしまいやすいです。有名メーカーの最新の高い性能の電動歯ブラシを使用しているから磨けている、と勘違いをしてしまう方も中にはいました。
そして、電動歯ブラシは本体も費用がかかりますし、ヘッド部分も一月に一度は交換が要りますので、比較的高価になりやすいです。
また、本体が重たいので、特にバッテリー内臓の充電式だと、高齢者の方は重く感じるかもしれません。
次に手動歯みがきのメリットを上げます。
それはブラッシングの力加減を自分で調整ができるということです。
どういうことかといいますと、歯茎の近くは優しく、噛み合う面はシャカシャカと強めに、知覚過敏のところはゆっくり、と自分の力加減で動かすことができます。磨きたい場所ごとに動かし方や力加減を変えられるのは手動ならではのメリットですね。
そして、電動歯ブラシと比べて一本の値段が安いことです。ハブラシは1ヶ月も使用していると、毛先が顕微鏡レベルであっちこっちに曲がって清掃能力が下がりますし、口の中のお掃除をしたブラシですから、細菌や雑菌が少しずつ増えるので、定期的な交換が必要です。頻繁に交換をしても経済的な負担が少なくすみます。
そして、世の中には沢山の種類のハブラシがあります。毛の硬さ、動物毛か人工毛(ナイロン)か、ヘッドの大きさ、ハンドルの握りやすさ、大人用小児用、一歯用、矯正治療中用など。今現在の自分の口の中に合ったハブラシ、というものが色んなメーカーから販売されています。赤ちゃんや小さいお子さん用にシリコン製のハブラシもありますね。
さらに色やキャラクターでモチベーションを上げて磨くこともできます。
では、そんな手動歯みがきのデメリットを上げます。
それは、動かすという動作が面倒である、という事です。
社会人で日付を超えて帰ってきて、食べるのもお風呂に入るのも精一杯、歯磨きなんて20秒やれたら良い方。なんて生活を送っている人には手動歯みがきは合いません。
時間や体力などが限られた状況で手動歯みがきを行うと、少しも磨けていないという事が起こってしまいます。
また、小さい頃からの癖でなんとなく磨いてしまうため、歯みがき知識や情報がアップデートせず、磨けていると思い込んで、実は虫歯がそこかしこにあった、なんてことも起こり得ます。これは定期的に歯医者に通っていない方に多いですね。
どちらもメリット・デメリットがありますが、一番に考えることは、歯垢(プラーク)がきちんと取り除けているかどうか。ということです。
しっかりと取り除けているのなら、電動でも手動でもどちらでも構いません。時短になるものを選んでも、安価な方を選んでも、基本的には好みで選んで大丈夫なのです。
ですが、電動ハブラシや手動歯みがきだけではどんなに頑張っても全体の55%〜65%しか磨けません。
電動でも手動でも、ハブラシだけでは汚れは取り除ききれないのです。
歯間ブラシやフロスを使うと汚れ落ちがプラス20〜30%上がるので、全体の80〜85%の汚れが取れていきます。
そのため当院では歯間ブラシやフロスをおすすめしています。
まとめ
「電動歯ブラシと手動歯みがきはどちらが良い?」
- 電動ハブラシと手動歯みがきは、使いやすい方を選んで大丈夫です。
- 電動のメリットとして「小刻みに動かす必要がなく、歯に当ててあげれば汚れが落ちる」「一定のパワーを出してくれる」「時短になりやすい」
- 電動のデメリットとして「磨けたような気になってしまう」「高価」「本体が重い」
- 手動のメリットとして「ブラッシングの力加減を調整できる」「安価」「ハブラシの種類が豊富」
- 手動のデメリットとして「動かす動作が面倒」「歯みがき知識や情報がアップデートしにくい」
- 歯垢(プラーク)がきちんと取り除けているかどうかが重要で、これができるハブラシを選ぶことが大事。
- それでもハブラシだけでは汚れは半分ほどしか取り除ききれないため、歯間ブラシやフロスを併用していきましょう。
今回は、「電動歯ブラシと手動歯みがきはどちらが良い?」についてお話をさせていただきました。
内山歯科医院では、患者様に丁寧な説明と患者様の悩みやご要望を聞きながら、治療を進めている歯科医院です。
何か困ったことあれば、いつでもご相談ください。
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歯科衛生士 青山








